宋嵐は立ち上がると拂雪を構える。 「そこをどいてくれ星塵。そいつをこれから斬る」 「子琛、私を斬りなさい。それができないなら、このまま立ち去ってほしい。私が望むのはそれだけです」暁星塵も薛洋を守るように立ち上がり、霜華を構える。 「なぜそこま…
「宋道長、夕べは楽しんでもらえたかな?」 翌朝、暁星塵が朝餉の準備のために寝室から出ている間に、薛洋が隣の部屋に現れた。 「はははっ、たっぷり出したなあ。まあ、あの高潔な清風明月があんなにいやらしく腰を振ってるんだから、見たらだれだってたま…
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